2009年05月07日 17:00
やっと暖かくなってきて外での水仕事ができる季節になって来ました。ということで、しばらくぶりに粘土造りに着手。
原土は敷地内の田んぼ(米造りはやっていませんが)だったところの底から掘り出しています。
表土を20~30cm取り除くと、クリーム色の粘土層が出てきます。結構な厚みがあるようで、自分で使う分としてなら数十年分は十分にありそうです(ラッキー!)。
ただ、このままでは小石だの砂だの木片だのが色々と混入しているので、これを一旦乾燥させて砕き、水に溶かして異物を取り除き、質の揃った粘土分だけを回収します(この作業を水簸/スイヒといいます)。
掘り出してからスコップで砕き、半月ほど天日で乾燥させた原土。

臼にいれて鉄ハンマーで米粒代まで砕きます。このくらいの大きさにしておけば、後は水に入れると自然に溶けてゆきます。

よく攪拌し水面のゴミを取り除き、またしばらく置いて砂や小石を沈殿させます。粘土分だけ混ざった上部の層を回収し、フルイ(食器造りがメインなので80メッシュ位の細かいものを使ってます)を通して別の容器に移し替えます。

1~2日放置し、粘土が十分沈殿したら上澄みを捨て、濃い泥しょうの部分を回収し天日干しにして水抜きします。石膏の鉢や素焼きの鉢などを使用される方も多いかと思いますが、ウチでは100均のプラスチックのカゴに古布を入れて利用しています。布に包んだまま上下を返したりと乾燥具合の調整も簡単ですし、何よりローコストです。

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